
ABOUT US
山梨県上野原産「せいだ芋」を使った本格焼酎「芋大明神」。本格焼酎「芋大明神」をベースとした様々なスタイルの酒類を通して、「故郷の歴史と伝統、その物語と美味しさ」をお届けします。
Message From Representative and Brand Founder
山梨県上野原にて、明治44年(1911年)創業
こんにちは。発売元を務める「近江屋ながおか」の五代目です。山梨の豊かな自然に育まれた世界に誇れる日本のお酒と、故郷の「歴史と伝統」、その「物語と美味しさ」を届けることを大切に代々事業を営んでいます。
山梨県上野原市には、ジャガイモの神様「芋大明神」が祀られていることもあり、「芋大明神」となった甲州代官・中井清太夫(なかいせいだゆう)の名を引き継ぐ地域の伝統野菜「せいだ芋」や郷土料理「せいだのたまじ」を通した地域活性化の取り組みが根付いています。
「せいだ芋」とは、山梨県上野原近辺でのジャガイモの別名(愛称)です。江戸時代の天明の大飢饉(1782-1788年)の際、ジャガイモの栽培を奨励して、甲州(現・山梨)の人々を飢饉から救った甲州代官・中井清太夫の名にちなんで「せいだ芋」と呼ばれています。代官は、上野原市の龍泉寺にジャガイモの神様 「芋大明神(いもだいみょうじん)」として祀られています。
そこで、先代(四代目)が特産品作りの一環として、江戸時代より地域に根付く伝統野菜「せいだ芋(上野原産ジャガイモ)」を使った「本格焼酎(蒸留酒)」造りをはじめ、平成25年(2013年)より発売をはじめました。
「本格焼酎」とは、日本で古くから伝統的に行われてきた単式蒸溜で仕込み、「米や麦などの穀類」「芋類」「清酒粕(かす)」「黒糖」の4品目、または国税庁長官が定める49品目の原料と麹を使用した焼酎です。水以外の添加物を一切使わないことも条件となっています。もう一つの蒸溜方法である連続式蒸留と比較すると、原料の持つ風味や香りが色濃く残り、独特の個性を生み出すため、造り手や原料となる作物や水の個性が楽しめるのが醍醐味です。

Behind The Stories and Our Goals
ブランドの立ち上げ背景と製品に込めた想い
その①:長期熟成された資源(原酒)に新しいストーリーを
先代(四代目)によって仕込まれた本格焼酎「芋大明神」の原酒が潤沢に貯蔵され、熟成が進んでいます。現在の貯蔵量は8,456L(平均アルコール度数約37.5%)。720ml(Alc25%)の製品に換算すると、約17,400本分の原酒がヴィンテージごとに保管されています。そこで、丁寧に保管され、熟成により味わいが増したこの資源を活用して、既成概念にとらわれず、新しい楽しみ方をご提案したいと考えました。
その②:世界から評価される日本の伝統・文化を多様なスタイルで
日本の「伝統的酒造り」は、ユネスコ無形文化遺産に令和6年12月5日登録されました。日本酒、焼酎、泡盛という文化資源を世界に発信することが目標です。また、平成25年(2013年)に「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されて以来、郷土料理や伝統野菜への注目も定着し、世界的に日本食がトレンドとなっています。
伝統野菜「せいだ芋」を使い、新たな注目が期待される「本格焼酎(蒸留酒)」を様々なスタイルの製品に展開することで、国内外に関わらずたくさんのお客様に「故郷の歴史や伝統、その物語や美味しさ」に触れていただく機会になればと思っています。
その③:先代が築いてきた取り組みを、みなさんと一緒に楽しく未来へ
先代(四代目)は令和7年6月7日に逝去いたしました(永年69歳)。先代による活動や製品造りは、どれも「故郷の“歴史と伝統”を大切に、その“物語と美味しさ”を届ける」ことで、“地域おこし”のきっかけにしたいという気持ちが原動力でした。先代が築いてきたこの取り組みを、五代目の私たちならではの方法と製品で、未来に繋いでいきたいと考えています。
モットーは、「Enjoy Shochu Styles, Touch Precious Stories」。
「IMODAIMYOJIN」と一緒に、その美味しさだけではなく、歴史と文化価値のあるストーリーも味わっていただけたら嬉しいです。そして、この製品が皆さまの食卓や手土産と寄り添う会話をはずませるお手伝いができれば幸いです。ここから始まる、新しいストーリーが、みなさまと一緒に鮮やかなものになることを願って。
近江屋ながおか 五代目一同

